北風が吹き寒さが身にしみます… 皆さん体調を崩されてませんか? ケガや病気になった時には『健康』のありがたさを感じます。ところで健康とは何でしょう?
世界保健機関の憲章では「健康とはただ疾病や傷害がないだけでなく、肉体的、精神的ならびに社会的に完全に快適な状態であること」と定義されています。(※霊的=スピリチャル、尊厳・存在価値・アイデンティも加えられることがあります)これらの要素は別々に成り立っているのもではなく、それぞれを補い合っています。肉体的な健康が損なわれても精神的に健康状態で「早く復帰しよう」と考えていたり、何らかの形で社会に貢献している、家族や仲間から必要とされていれば健康状態であるともいえます。
近年問題としてあげられるのは精神的、社会的に健康が損なわれることです。こちらの方が健康状態を取り戻すのには時間がかかるのではないでしょうか。健康つくりには幼児期の生活習慣が大切です。肉体的側面だけでなくお子様の心や社会性の健康にも留意しましょう。子どもには大勢の友だちの輪の中で、さまざまな感情を共有しあえる機会をたくさん創ってあげて下さい。もしも子どもが傷つくようなことがあったとしても、お母さんが温かく迎え癒してあげる場所になってあげれば、また外の世界に踏み出す勇気が出てくるはずです。その繰り返しのなかでより強い心が育まれることでしょう。
健康こそ一生の財産です。健康が損なわれると遊ぶことも学ぶことも働くことも難しくなります。クリスマスプレゼントよりも大切な宝物を子ども達に贈りたいですね。
2015.12 くすのき瓦版掲載 「子どもの元気はたからもの」より
Comments