運動会シーズンもそろそろ終わりですね。お子さまの普段と違った姿を目にして成長を感じられた方も多いのではないでしょうか。今年の夏もオリンピックやパラリンピック、高校野球甲子園大会などアスリート達のプレーには多くの感動をもらいました。
「感動」は与えようと思っても与えられるものではありません。選手たちはただ自らの目標を達成するために全力を尽くしています。しかしその背景には困難や挫折があり、私たちが知りえない程の長い時間が必要だったのでしょう。それらの障壁を乗り越え、驚きとともに満足いく結果をつかみ取った姿に同調し、我々は感動します。
感動を生むには決勝戦であろうが1回戦であろうが、オリンピックだろうが地区大会だろうがステージは関係ありません。それはスポーツでなくとも音楽や芸術、仕事でも同じです。目標を達成するために困難に立ち向かい、ひとつひとつ障壁を乗り越えたのち、ギリギリの勝負を制した時に得ることができるのでしょう。
トラックを全力で走った子ども達、転んでも・泣いてもやり抜いた子ども達、暑くても痛くても我慢した子ども達。素晴らしい姿でした。大きくなったら人びとに感動を届けられるヒトに成長してくれることを願っています。
2016.10 くすのき瓦版掲載 「子どもの元気はたからもの」より
Kommentare