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スポーツは感情を出すもの




大勢の観客の前で恥ずかしげも泣ける。とんでもない給料をもらっているプロスポーツ選手が一つのゴールで子供のようにはしゃぐ。大のオトナが本気で喧嘩をはじめる。スポーツを観戦するときに当たり前のように目にする光景です。スポーツをする・観ることの楽しみは多岐にわたりますが「感情の発露」は大きな要素です。

日常、誰もが少なからず自分を抑えて行動しています。社会性を保つために理性的に道徳的に行動します。しかし喜怒哀楽を表に出さないようにするのはストレスが多分にかかりますよね。大人だけでなく子どもたちも同じです。

競技が始まるとピッチ内は選手たちだけの空間です。日常のストレスから解放された別世界です。相手や自分に打ち勝つために心技体知の全てを振り絞ってプレーする場所なのです。真剣なだけに感情が高ぶり喜怒哀楽が顔を出します。その感情の発露こそがスポーツの楽しさであり、虜にしてしまうものだと思います。スタジアムの観客も同じです。応援する選手・チームに対して感情を露わにすることこそサポーターの醍醐味です。じっと見ているだけだとストレスがたまるでしょう?

子どもの競技会や運動会も同じです。プレーヤーもサポーターも感情を前面に出しましょう!ただし、ゲームが終われば相手や仲間を称えること。相手が全力で競ってくれたからこそ感情が揺さぶられたのですから。相手選手に感謝です。


2018.10 くすのき瓦版掲載  「子どもの元気はたからもの」より

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