スポーツ選手にとって大切なトレーニング。でも毎日毎日、何時間も取り組むことが大切なのでしょうか？確かに技能の向上は見込めるかもしれませんが、その分怪我のリスクが増し、身体の成長に悪影響が出ることもあります。
身体に大きな負荷をかけて少しずつ強い身体や技術・スキルを身につけることがトレーニングの目的です。トレーニング後身体は以前よりダメージを受けています。その負荷に耐えられるような身体をつくろう！とするチカラを利用して、以前よりも強くするのがトレーニングです。回復にはヒトによりますが24時間から72時間が必要と言われています。
もしも回復（休息）時間をとらずに連続したトレーニングを行ってしまうとどうでしょう？身体のダメージや疲労は蓄積されていくばかりです。連日のトレーニングが続くと日に日にパフォーマンスは落ちていきます。ひょっとしたらケガを抱えたままプレーすることにもなるかもしれませんし、成長期にある子どもならば身体の成長を妨げることにもなりかねません。心や頭のリセットも上手くいかず新鮮さが失われ、ポジティブな気分でトレーニングに望めないこともあります。トレーニングと休息は切り離すことができないのです。
トレーニング頻度は小学生ならば多くて週3日程度、できれば24時間以上間隔を空けるのが理想です。もちろん休息時に良質の睡眠と十分な栄養補給をおこなうことをお忘れなく！
2018.12 くすのき瓦版掲載 「子どもの元気はたからもの」より
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