「ウサギさんが小さな椅子を作って、野原の木の下に置きました。そばに「どうぞのいす」と書いた立て札も立てました…」
皆さんどんな絵や物語を想像しましたか?
最近はインターネットやスマホの普及で活字離れの問題が盛んに取り上げられます。情報も映像として簡単かつ短時間で手に入れられることが多いです。新聞や書籍を手にする若者も少なくなっています。
就園前の子どもには読み聞かせ、幼児期は絵本読み、就学後は読書を強く勧めています。読書の効果として語彙力が向上する、知識が深まる、集中力が身につく、他人の考えを体験できるなどがあります。スポーツとも関連深く「想像力がつく」「コミュニケ―ション力がつく」ことで大きな力を得ることができます。
読書は文字を読むことで描かれた風景や人物、心の動きを想像し、頭の中に描きながら読み進みます。描かれた伏線から先の展開を予想することも大切です。読書中の頭の中は想像力をフル回転させています。このチカラを養うことはゲームにおける状況の理解や解決策を導くこと、対戦相手の心理状況を読み解くことに役立ちます。また、他人の気持ちを推し量るチカラにもなるのでスムーズな人間関係づくりにも大いに役立ちます。
国語力は勉学だけでなくスポーツにおいても大切な土台となります。テレビもスマホもゲームもほどほどにして読書の時間を大切にしてください。
2019.12 くすのき瓦版掲載 「子どもの元気はたからもの」より
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